HOIKUSHI JOB JOURNAL

PEOPLE

保育な人にインタビュー

子どもたちから教わった、「一人ひとりが違う」ということ。

Maple Nursery がある戸部駅は、京急本線で横浜駅のお隣。お天気の良い日には、お散歩カートでアンパンマンこどもミュージアムまで行くこともあるそうです。一軒家を改装して、自宅にいるような居心地の良さを実現した0〜3歳までの家庭的な保育園。今年3月の開園当初から保育士として活躍する、森本幸子さんにお話を伺いました。

幼い子のお世話をする風景が身近だった子ども時代

-はじめに、保育士になろうと思ったきっかけを教えてください。
昔から小さい子のお世話をするのが好きで、子どもに携わる仕事に就くのは、幼い頃からの夢でした。一人っ子だった私は、母によく「兄弟が欲しい」とせがんでいたそうです。

-下の子のお世話をする、というのが憧れだったんですね。
はい。一人っ子でしたが、赤ちゃんのいる風景はわりと身近にあったんです。伯母に子どもが産まれて、うまれたばかりの赤ちゃんを母が預かったり、ご近所さんに赤ちゃんが産まれたら、母がお風呂の入れ方を教えてあげたりしていました。昔でしたから、そういうことがよくありました。私も小さないとこの面倒を見たりするのが好きでした。

-それで、学校を卒業後は保育士に?
学生時代に保育科で学び、幼稚園教諭免許と保育士資格の両方を取得し、はじめは幼稚園の先生からスタートしました。志望は、保育園だったんです。学生でしたから、もう単純に「赤ちゃんを見たい!」って(笑)。
でも幼稚園にご縁を頂いて、結局8年間お世話になりました。0歳の赤ちゃんや1〜2歳の子どもではありませんから、活動量が全然違いますね。子どもたちと一緒になって、飛んだり跳ねたり、駆け抜けたりする毎日でした。

宮下先生との出会いを決定づけた、ある赤ちゃんとの出会い

-幼稚園の先生から、保育士に移られるまでの道のりは?
幼稚園は、結婚や、家族が大病を患ったのを機に退職しました。そして、限られた時間のなかでも何か自分にできないか、とベビーシッターの資格を取ったんです。ベビーシッターとしてお子さんを預かるようになった中、その後の方向性を決定づける大きな出会いがありました。みやした助産院の宮下美代子院長との出会いです。

-宮下先生とはどのように出会われたのですか?
宮下先生は、ご自身の助産院で母親学級やおっぱいセミナーなどお母さんの支援もたくさんしてこられました。その時、お母さんが参加しやすいように、上のお子さんを預かる一時保育をしていて、そこに私もお手伝いとして参加していました。その時はあくまでも一時的なお預かりだったのですが、ある時、宮下先生から相談があったんです。「平日の毎日、ある赤ちゃんをベビーシッターしてくれないか?」と。お母さんはシングルマザーで、働きに出ないと行けない。でも預けられる場所がなく、そのママは、仕事復帰をしたら遠方の実家へ赤ちゃんを預け、週末にだけ会いに行こうと考えていました。

-それで、毎日その赤ちゃんのお世話をすることになったんですね。
はい。11月の半ばに生まれ、私がお預かりするようになったのはお正月が明けてからでした。それまでもシッターとして活動はしていましたが、産まれたての赤ちゃんを毎日お預かりするのは初めてで、その赤ちゃんとの出会いが、宮下先生との出会いを色濃いものにしてくれました。生後2ヶ月に満たなかった赤ちゃんも、今では中学生です。

-先生や赤ちゃんとの出会いが、保育士への道に?
宮下先生は『産む前も、産むときも、産んだ後も』トータルでお母さんのサポートをしたいという想いをずっとお持ちで、後に、みやした助産院のすぐ近くにぽかぽか保育園を開園しました。裏方として開園の準備もお手伝いさせて頂きましたし、そこで私は保育士としても働き始め、今につながっています。

子どもには「教える」ではなく「教えてもらう」という姿勢で

-Maple Nursery は、どんな保育園ですか?
来て頂くとお分りのように、小規模ですし、とても家庭的な保育園です。基本的には0歳〜2歳までのお子さんをお預かりし、今は全部で8人のお子さんがいらっしゃいます。ちょうど1歳半くらいのお子さんがたまたま多いので、おしゃべりが盛んで、日々お互いの言葉を吸収し合っていますよ。
でも、子どもの成長もそれぞれですね。何ヶ月だから何ができないとダメ、というものはありません。親御さんとも、「一緒に成長を見守っていきましょう」というのが基本姿勢です。

-親御さんとお子さん、皆さんの集合写真が飾られていて素敵ですね
お父さん、お母さんの写真を見ると泣いてしまうから見せない、という園もあるかと思いますが、うちは集合写真を飾っています。寂しくて泣いてしまったお子さんと、写真を見にいくと、「パパ」「ママ」と指差して教えてくれたり、「お仕事終わったら『よーい、ドン!』で走って帰ってくるよ」と、声をかけたり。いつも親御さんと一緒に育てている、という気持ちでいます。

-最後に、このお仕事のやりがいを教えてください。
子どもに教えるよりも、教えられることがとても多い仕事ではないでしょうか?同じことをしても、一人ひとり全然反応が違う。例えば、今ちょうど1歳半くらいの月齢の子が多いですが、かんしゃくを起こし始めるお子さんもいれば、お姉さんぽくなるお子さんもいる。どちらも、成長の大事な過程ですよね。歩き出すタイミングも違えば、話し始める時期も違う。一人ひとりが違うんだ、ということを教えられるし、違った反応があるからこそ、保育は楽しいんだと思います。




企業主導型保育 Maple Nursery /神奈川県・横浜市西区
http://maple-nursery.com

みやした助産院/神奈川県・横浜市南区
http://www.miyashita.gr.jp/